認知症のお母さん

友人の話です。

彼女のお母さんは認知症です。

私は毎年お盆にお参りに行かせてもらっていました。

2年前までは私のことがわかりましたが、いまは「誰?」と聞かれます。

 

認知症が進み、近頃は友人のことも娘とわからなくなってしまったようです。

そんな状況なので友人は同居することにしました。

 

同居した友人を見て「知らない人がいる。」と言われてしまいました。

 

友人は日頃体を使う仕事をしているので、休みの日には朝ゆっくり起きるという

生活スタイルです。

お母さんと同居しても同じようにしていたら、なんとお母さんに怒鳴られたそうです。

「もっと人間らしくしてちょうだい。」と

 

彼女のお母さんは若いころ、休みでも早く起きてダイニングの椅子をすべて

上げてしっかりとお掃除をしていました。そんな休日の過ごし方をしていた

お母さんの一喝は彼女にとても響いたようです。

 

認知症のおかあさんが彼女のことを思って言ってくれている言葉に

「ありがたいよね!」と喜んでいました。

 

大人になるとなかなか自分の直した方がいいところを指摘してくれる方が

いなくなってしまいます。認知症になっても自分のことを正してくれる

お母さんは本当にありがたいですね。